女性と思って会ったら、実は男性!?レズビアンの私が体験した恐怖体験。チャットアプリで注意すべきポイントは?

アプリで知り合った相手が女性だと思っていた私。

しかし、待ち合わせ場所で実際に会ってみると、その人は男性だったという衝撃的な体験をしました。

アプリを利用することで、出会いの可能性が広がる一方、相手を見極める目が必要だということを痛感しました。

今回は私が実際に経験した恐怖体験について紹介します。

この記事を通して、みなさんも同じような体験をしないために、注意が必要だということが伝わると嬉しいです。

目次

1.アプリでの出会い

私は当時20歳でした。

レズビアンである私は、同じくレズビアンの女性との出会いを求めて、いくつかのチャットアプリを利用し始めました。

その中で、女性のみが登録できるLGBTQ+専用のアプリもありましたが、男性も登録できる一般のチャットアプリでもレズビアンの女性との出会いを探そうと思い、そちらにも登録していました。

その一般のチャットアプリで、ある日、「ゆう」という名前の女性からメッセージを受け取り、やり取りを始めました。

彼女のアイコンはとても綺麗な女性の写真で、毎日連絡を取り合う中で、お互いのことを知っていきました。

数週間後、私たちはお互いに会ってみたいという気持ちになり、予定を合わせて会うことになりました。

2.待ち合わせ場所での出来事

約束の日、私は待ち合わせ場所のとある駅へと向かいました。

相手の仕事終わりの時間に合わせて、相手の家の最寄り駅で待ち合わせすることになっていました。

その駅は私の家から電車を何回も乗り換えて2時間以上かかる場所で、Suicaも使えず、切符も改札を通さずに駅を出ることができる、とても閑散とした駅でした。

待ち合わせは夜の8時半頃で、周囲はすでに暗く、街灯も少なく、誰もいませんでした。

私は相手から仕事が長引いて少し遅れるとの連絡を受けて、しばらく駅の前で待っていました。

すると、しばらくして大きめの黒い車がやってきました。

私はその車を見つめていると、駅の前に停車して、日焼けした恰幅の良い男性が降りてきました。

「なんだ、別の人か…」そう思って顔を伏せた瞬間。

「○○(ぽんきち)さんですか?」と、その男性が声をかけてきたのです。

男性は「ゆうです、ゆうきです。」と名乗り、待ち合わせ場所に来た人であると言いました。

しかし、私は相手が女性だと思っていたため、思いがけない出来事にしばらく混乱してしまいました。

最初は男性が約束していた女性を連れてきてくれたのかと思い、車に目をやりましたが、誰も降りてくる気配はありません。

「もしや、この人は男性に見えるけど、本当は女性か…?」と勘繰りましたが、どう見ても明らかに男性で、アプリのアイコンとも似ていませんでした。

3.衝撃の事実

やっと私は、目の前の男性がアプリでやり取りをしていた女性の相手だと気づきました。

彼は自分が男性であることを隠し、アプリで女性のプロフィールを作り、女性とやり取りをしていたのです。

しばらくの沈黙の後、私は「ごめんなさい、てっきり女性だと思ってて…」と言葉を絞り出しました。

「あぁ、そうだったんですね。まぁでも、せっかく来てもらったんで、ご飯でもどうですか?」

男性は悪びれる様子もなくそう言うと、車の助手席のドアを開けて私に乗るよう促しました。

しかし、気が動転していた私は、後部座席のスモークガラスの窓の奥に動く人影のようなものを見た気がして、恐怖心が芽生え始めました。

血の気がサッと引いて、すぐに立ち去って帰らなければいけないことに気づきました。

「今日は帰ります、すみません!」そう言い残して、悔しそうにうつむく男性に背を向け、競歩並みの速足で改札へと向かいました。

電車が来るまでの間、男性が後ろから追いかけて来ないかとヒヤヒヤしましたが、幸いそんなことはなく、無事に帰路に就くことができました。

4.恐怖体験のその後

私は、この衝撃的な出来事に動揺して、帰りの電車の中でもしばらく呆然としていました。

電車には私ひとりだけが乗っていて、まるで現実ではないような感覚に陥っていました。

しばらくすると、男性からメッセージが届きました。

「お世辞抜きで可愛かったです。今度はご飯に行ってくださいね。」

私は、彼の考えていることが全く理解できず、なぜまだチャンスがあると思っているのだろう…とあきれましたが、好奇心から「いつもこんなふうに女性と出会っているんですか?その方法でよく出会えるんですか?」と尋ねてみました。

すると、なんと驚くことに、「ちょくちょく会えますね。」と返ってきました。

また、彼のプロフィールの女性の写真について尋ねると、その人は以前アプリで連絡を取り合っていた人で、やり取りが途絶えたことに不満を覚えてむかついたため写真を無断で使用した、とのことでした。

謎はますます深まるばかりでした。

彼は全く反省している様子がなかったので、私はアプリ内で彼を通報し、やり取りを終えました。

後日、友人にこの出来事を話したところ、とても心配されましたが、無事でよかったと言ってくれました。

私は幸いなことに、大きな事件には巻き込まれませんでしたが、
もしあのとき、車の中からもう一人出てきて、強引に車に乗せられていたら…。

そう考えると、非常に恐ろしいです。

私自身も不注意だったことを深く反省しました。

5.アプリ利用時に注意すべきポイント

このようなことは、誰にでも起こり得る出来事です。

アプリでの出会いには、常にリスクが付きまといます。

それでも、自分の心の声に従って、自分に合った人と出会えるように前向きに生きていくことが大切です。

アプリの使い方次第で、出会いの可能性は無限に広がります。

以下に、アプリを通じて出会う際の注意点をいくつか紹介します。

  • 相手のプロフィールをよく確認する
  • 実際に会う前に相手をよく知る
  • 安全な公共の場所で会う
  • 自分の感覚に従う
  • 個人情報を保護する

相手のプロフィールをよく確認する

アプリでは、プロフィールが重要な役割を果たします。

相手のプロフィール写真をよく確認し、プロフィールの自己紹介をよく読み、相手がどんな人物であるかを確認しましょう。

ただし、私が体験したように、偽名や偽物のプロフィール写真が使われている可能性があるため、注意が必要です。

特に、男性が女性の写真を使用する場合があります。

そのため、相手の写真が本物であることを確認するために、別の写真をリクエストしたり、通話をして相手がどんな人か確認しておくようにしましょう

実際に会う前に相手をよく知る

相手と実際に会う前に、相手の情報を確認することが非常に重要です。

アプリ内でのチャットや通話を通じてコミュニケーションを取り、相手の人柄や性格をしっかりと理解しましょう。

これにより、実際に会った時に誤解や不安が解消されることがあるでしょう。

通話が難しい場合は、チャットの際に、相手が怪しい言動を取っていないか注意深く見ていくことが必要です

私がやり取りしていた相手は、「~~わよ。」といった、口調がやや不自然に感じる表現を使ったり、ハートの絵文字を頻繁に使用するなど、今思えば注意すべきサインがありました…(笑)

安全な公共の場所で会う

相手と実際に会う場合は、人通りの多い場所や公共の場所を選びましょう。

人が多い場所で会うことは、自分自身を守るための重要なポイントです。

特に女性であれば、警察署や駅、レストランなどの場所だと安心できて良いでしょう。

また、夜間に会う場合は、周囲が暗くなる前に会うように心がけましょう。 

私の場合は、待ち合わせ場所が駅前でしたが、行ったことのない場所で人通りが極端に少なく、周囲に助けを求められる環境ではありませんでした。

知らない場所を指定された場合は、事前にその周辺の情報を調べ、不安があれば、自分が知っている場所や人が多い場所で待ち合わせるようにしましょう。

自分の感覚に従う

自分の感覚に従い、怖いと感じた場合は、迷わずに逃げることが大切です。

相手が怪しい行動を取っていたり、危険だと感じた場合は、すぐにその場から立ち去りましょう。

逃げることが難しい場合は、周囲の人に助けを求めたり、警察に通報することも検討してください。

相手に干渉することは避け、自分自身の安全を最優先に考えましょう。

個人情報を保護する

アプリでの会話は、個人情報が漏洩する可能性があるため、自分の情報を提供する際には十分に注意する必要があります。

個人情報を守るためには、ニックネームを使用したり、電話番号や自宅の住所などの個人情報を相手に提供しないようにしましょう。

以上のポイントを念頭に置き、アプリを利用する際には、自分自身を守るために十分注意しましょう。

6.アプリを通じて素敵な出会いを

私はこの出来事をきっかけに、LGBTQ+専用のアプリのみを利用するようになりました。

その後も、日々新しい出会いを見つけ、たくさんの友人や好きな人と出会うことができました。

もしアプリを利用していなかったら、今の友人たちとは出会えなかったでしょう。

アプリで仲良くなったある友人にビアンバーを紹介してもらい、そこでもたくさんの友人ができました。

数年前は毎日のように遊びに行くほどでした。

私はみなさんにも、アプリを通じて新しい出会いを楽しんでほしいと願っています。

ただし、相手を見極める目を養うことは重要です。

私のような出来事が起こらないよう、しっかりと注意しましょう。

私がおすすめするレズビアン向けのアプリは、「Zoe(ゾーイ)」「COZY(コージー)」です。

Zoeでは、プロフィールを見て気になる人を選んでいくと、お互いに気になる人同士がマッチングできます。

一方、COZYではタイムライン上で様々な人と交流できます。

中身を重視する人や、自分の顔写真を載せたくない人は、COZYを試してみると良いでしょう。

「アプリ以外でレズビアンが出会う方法はあるの?」と気になっている方へ。

以下の記事では、レズビアンの出会い方についてまとめています。
たくさんの出会いの場を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

あなたにとって理想の相手との出会いが待っているかもしれません!

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